窓際雨

読書メモ・主にラノベとミステリ

ステップファザー・ステップ 未収録短編

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

久しぶりに読んで泥棒と双子のかわいさにやられました。
もっとこの人たちの話が読みたいなーってことで雑誌で連載されていたらしい短編を国会図書館に複写依頼。
送料含めて大体2000円ぐらいでした。
レファレンスページもメモしておきます。
小説すばるに掲載されていた宮部みゆきの単行本未収録作品「バッド・カンパニー」シリーズの雑誌掲載時のペ... | レファレンス協同データベース

以下ネタバレ。


まさかの超☆展☆開
泥棒と双子のほのぼのストーリーが見られると思ったらなんかシリアスでSFな展開に
双子の出番も少なめだったし、内容が内容だから終始張り詰めた雰囲気だったけど
泥棒の語り口は前作通り(以上に?)軽快だったからそこは安心しました
単行本化しない、って作者が言っていたのもなんとなく分かるような
でも続き読みたかったです

最初のうちは「双子に脅されて仕方なく…」とか言ってた泥棒がもうすっかり双子の父親しててニヤニヤしました
立派な親バカです!
あと柳瀬の親父は本当の父親ってわけじゃないんだね、勘違いしてた

きっとそのうち泥棒とケンが一緒にいるとこに双子たちが出くわすんだろうなあとか
自分の顔を見慣れてる双子はケンが自分たちとそっくりなのにすぐ気づくんだろうなあとか
考えてたらハッピーエンドが思い浮かばなくなってきました。
どう終わらせるつもりだったんだろうなあ
両親は結局どうして失踪したんだろう。