モナミは時間を終わらせる?感想
モナミは時間を終わらせる? Time waits for no one!なのだよ (カドカワ銀のさじシリーズ)
- 作者:はやみね かおる
- 発売日: 2014/12/02
- メディア: 単行本
以下ネタバレだらけの感想です。面白かった!
タイムリープものはやっぱりややこしくなって理解が追いつかなくなるなあ
モナミ①、モナミ②…とモナミンが増殖していく様は本当にプラナリアっていう言い方がぴったりで笑いました
最初「竜頭」が何を指すのか分からなくて混乱しました。「リューズ」って表記は見たことあったけど漢字だったのか。
最後の未来人永遠さんに色々持って行かれました
ナイスバディな黒髪ロングマッドサイエンティストお姉さん…
10年後の永遠さんとモナミンたちとの関係を知りたいです。
相変わらず学校に住んでそうだ…案外教師とかになってるかもしれない…
「小姑で苦労するぞ」が丸男とモナミンどっちに言ってるのか分からなかったんですが、どっちにしろ二人の妹/弟にガミガミ言われてるのが想像できて楽しい
丸美ちゃんもお兄ちゃん大好きなんだと分かったのでモナミンとの掛け合い見てみたかった
丸男が丸男になってもモナミン殺せなかったシーンが何度読んでもつらいです
二人ともかっこいいよ
一見ハッピーエンドに見えるけれど、よく考えたら巧くんのお母さんの「森田久美」は巧くんが成り代わったから消えてしまったわけで
お母さんを「憎い敵をみるように、厳しい目を向けていた」し、「好きな人は違う相手しか見ていない」ってモナミンに言ってたから、巧くんの好きな人はお父さんだったんでは
そう思うと「好きな人が振り向いてくれないのなら、邪魔者は消しちゃいなさい」ってモナミンが言った通りに、巧くんは自分にとっての邪魔者である「お母さん」を消しちゃったのか
丸男は「自分の父親と結婚するのに抵抗は無かったのか?」と聞いてたけど、むしろそれが巧くんの望みだったんだろうなあ
父を愛した娘だからこそ(己の恋の障害になるかもしれない)子どもなんて作らないだろうし
巧くん色々考えるとすごく闇です
モナミシリーズは3部作ということだったので、これで終わりか…と寂しい気持ちで読み進めてたんですが、続きもあり得るような終わり方をしていたので安心しました。
ナル造は他のシリーズにも出張してるしね
モナミシリーズのキャラクター大好きです