いまさら翼といわれても
小説 野性時代 第146号 (KADOKAWA文芸MOOK 148)
小説 野性時代 第147号 (KADOKAWA文芸MOOK 149)
に掲載されていた、古典部シリーズの短編感想。
まとまりがない・ネタバレ注意。
いつの間にか前の記事から1年経ってた…
以前掲載されてた短編から打って変わって苦い話
でも奉太郎がえるのこと意識しまくりで楽しい
中華そば云々の場面、文章では淡々としてたけど実際はめっちゃ急いで飯かっくらって出て行ったんだろうな〜と思うとニヤニヤします
あと里志が「えるを見つけられるのは奉太郎だけだからね」って言ってたのが印象深い
なんか里志ってこういう他人の関係に突っ込む様なこと言わなさそうなイメージだったので
そう言っちゃうぐらいには、奉太郎とえるの関係って里志からみても特別に見えたのかな
それとも摩耶花と付き合い始めて、里志が変わったのかな
奉太郎と里志の友人関係好きです
淡交を持って良しとする、でもお互い信頼してる
今さら翼を〜っていう題、合唱祭って舞台から「翼をください」を思い出したけど、
えるは別に翼を欲しがってた訳じゃないんだよなあ
今さら翼をもらっても、千反田の娘として結局は家名を汚さないようにしないといけないんだから、それだったら家を継ぐ為っていう選択肢もらえた方が良いよね
あの後合唱祭は普通に出たんじゃないかな〜と思います
じゃないと「千反田」に迷惑かかりそうで
結局家には縛られるえるちゃん
「遠回りする雛」でえるの決意を聞いた奉太郎だからこそ、えるの思いを推察できたんだろうなあ
個人的に米澤作品で明るい終わり方になるのは小市民シリーズかなって思ってます
本人たちはハッピーだけど周りはとんでもないことになってそうなハッピーエンド(ハッピーエンドなのか?)
野性時代読んだ 「奉える…奉えるだ…」って思いながら読みました 奉えるでした
— なが (@hakuryu0148) 2015年12月20日
えるが居なくなったと聞いて急いで飯かっくらって話を聞きに行くホータロー
— なが (@hakuryu0148) 2015年12月20日
タイトルが「いまさら翼と言われても」で合唱の話だから「翼をください」を思い出す
— なが (@hakuryu0148) 2015年12月20日